ボトックス（ボツリヌストキシン）注射は表情ジワの改善に人気の施術ですが、稀に効きすぎてしまったりすると不自然な表情になる等のトラブルが起こる場合があります。通常3～6ヶ月程度でボトックスの効果が薄れていきますが、それまで待てない方・早く効果を弱めたい方に対して、当院では表情の動きを回復させるアセチルコリン塩化物を注入することでボツリヌストキシンの効果を弱める治療を行っております。注入後、数時間～1日かけて徐々にボトックスの効果が抑制され、動かなった筋肉が少しずつ動くようになります。また、ご自身でも筋肉を意識して動かす続けることで動きがよりスムーズになります。ただし3、4日経過すると効果が薄れてくるため、経過を見ながら1～2週間の間隔で2、3回の注入が必要な場合もございます。
※当院では「オビソート」という国内承認薬を使用しております。

ヒアルロン酸を注入したが思うような仕上がりにならなかった場合、気になる部分に「ヒアルロニダーゼ」という製剤を使用することでヒアルロン酸を分解し溶かすことが可能です。ヒアルロニダーゼはヒアルロン酸を加水分解する酵素でヒアルロン酸だけに反応するので他の組織に影響を及ぼすことはありません。個人差はありますが注入後12～24時間でほとんどのヒアルロン酸は分解され周りの組織に吸収されなくなってしまいます。